わかりやすい説明をするには? 専門用語とのつきあい方。

こんにちは。経営コンサルタントの吉井りょうすけです。

突然ですが、、、わかりやすい説明、していますか?
よく「わかりやすい説明をするひとの方が、よくわかっている人だ」といわれます。
たしかに新しく学んだこと、考えたことを、まだうまく自分のものにできていないとき、どうしてもむずかしい説明の仕方をしてしまうものです。素人にもわかりやすく説明できる人は、よくわかっているでしょう。でも、専門用語を使ってしまう背景には、それ以外の理由もあるようです。

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なんと、「自分は格下」と感じているとき、僕らは専門用語を使いがちです。たとえば大学教授の書いた論文を調べてみると、いわゆる「ステータスが低い大学」の教授の方が、「ステータスの高い大学」の教授よりも、専門用語をつかう比率が高いのだそうです。(なにがステータスなのかという問題はありますが「いわゆる」で、理解ください)

ステータスが低いと感じている人は、「評価を得たい」と思ってむずかしい言葉を使ってしまい、
ステータスは十分高いと感じている人は、「自分の考えをしっかり伝えるため」にわかりやすく表現するんです。

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でも、これは皮肉ですよね。
どんな考えも、相手に伝わってはじめて「すばらしい考えだ」と評価をしてもらえます。専門用語ばかり使って、聞き手読み手の心が離れてしまえば、そもそも「考えを受けとってもらえない」わけです。

ある程度の数の専門用語を散らばらせることで「何か大切なことを話しているに違いない」というメッセージを伝えることはできると思うのですが、やはりそれはほどほどにした方がいい。
伝えたいことについてちゃんと考えて自分のものにするのももちろん大切ですが、
劣等感にまけないで、わかりやすさを大切にするのも重要なことなのだと思います。

○○今日の問い○○
「あなたが伝えたいことは、わかりやすくいうとどういうことでしょう?」