学生の頃、
「本は、高い」と思いながら買いました。
大学の教授は、自分の本を売るために講義しているんじゃないかと疑ったものです。
それが、仕事を始めると「印刷費用」のことを理解して、「本は、安い」と思うようになりました。
年末に久しぶりに検索をしたら、
コトラーの「マーケティング・マネジメント」の新版が出ていたので、購入しました。
800ページ近くあって、
フルカラーで、
文字小さくて、9000円で購入できます。
個人で印刷をしたら、印刷費用だけでもっとかかることを考えると、
紙の上に印刷してある知恵は「無料」なのではないかと思ってしまいます。本は安いですね。ありがたい。
◯マーケティングマネジメントはある意味古典ですし、
さすがに新しく学ぶことはありませんが、過去から連綿と、実践と研究をしてきてくださった先人たちに、敬意を払う意味で購入をしました。本棚にあると、いい仕事をしようと思えます。背筋が伸びます。
◯知恵を生み出す方には、
「あたらしいコンセプトを生む方」や
「専門的知見をわかりやすく、巷に広げる方」や、
「知恵のマップを作る方」などがいますよね。
才能がみんな違います。
コトラーは「知恵のマップを作る人」なのだと思います。
で、知恵のマップを作る人で権威になるには、このくらい網羅的で分厚い書籍を出さないとなれないんだなーと、マーケティングマネジメントを読むと、いつも思います。
たとえばミンツバーグの書いた「戦略サファリ」なども一級の書籍だと思いますが、3倍厚かったら、もっと敬意を払わられたのでは。
ケビン・レーン・ケラーの「戦略的ブランド・マネジメント」は、やはり分厚かったので、ブランディングの草分けと言われるのでは。