月末に、北海道へ行った話①

2022年12月に、北海道に行ってきた。プライベートな旅行で、今年はどこかのタイミングで、娘に飛行機に乗る体験をさせたいと思っていたからだ。

本当は夏に沖縄に行きたかったのだけど、僕と妻の仕事の関係で難しく、それが12月の北海道にスライドしたのだ。

そういえば夏には東京都の神津島に出かけて大型客船や高速ジェット船を体験したから、2022年、僕はずっと「新しい乗り物を、子供たちに経験させたい」と思ってきたのかもしれない。自分で内観しても、どうしてそういう欲求を持ったのかは全くわからない。でも、新しい乗り物に乗ってほしいと思っていた感覚は残っている。たしかにそれは、あった。と思う。

僕は高校2年生の時、オーストラリアのブリスベンにホームステイに行った。その特に初めて飛行機に乗ったのだが、オーストラリアでの滞在は強烈で、受験勉強や、生活の空気から解放されて、本当に気持ちの良い時間を過ごせた。きっと、生まれて初めて、「自由」な感じを感じた。金額は限られるけれど、お金だって自分の裁量で使ったし、ステイ先の方が「日本ではできない経験をさせてあげたい」と、ゴルフや乗馬や、、、いろんな初めてがあった。コアラがあんなに低い声で鳴くなんてと思ったし、野良猫や野良犬みたいに、ユーカリの木に野生のコアラがいた。

大学に入ってからも旅行が好きだったけれど、きっとこの時の経験が嬉しかったからだと思う。こう書いてきて、飛行機と、生活の境界線を超えて、向こう側の自由を経験することを、僕は娘に体験してほしかったのかもしれない。

ただ、物事は思い通りには進まないものだ。子供たちは飛行機機内の気圧の変化にやられ、不機嫌に。少しかわいそうなことをしてしまった。