いるゴディバ、いらないゴディバ

娘が「ゴディバのチョコ」が大好きです。もともとチョコレート好なので、一度買ってあげたら、見た目も味も含めて大好きになってしまいました。
それを知るクライアントさんが、お土産にゴディバを持ってきてくださります。ゴディバを持って帰った日は、父はヒーローです!

ゴディバはおいしくて、入れ物もかわいい。量が少ないからこそ大事に食べてじっくりと味わいます。
それら全体で「とてもいい経験」を提供している、わかりやすい例だと思います。

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ゴディバを見ていて、もう一つ大切なことに気がつきます。
それは「パッケージ」の話。

入れ物の「パッケージ」ではなく、商品をセット売りするときの「パッケージ販売」の話です。
商品を単品で売るのではなくて、セットで販売することは、一つの大切な販売戦略だと思います。
1つだけ売るよりも、売上も利益も高めることができるから。

物を売るのは大変なことなので、売上もお客様の満足も高めることができるならば、チャレンジしないのはもったいない。
是非一度は、何かを「セット・パッケージ」で販売できないかを考えてみることをお勧めしたいです。





ただ、このとき、注意点があります。
パッケージを「売り手」の視点だけで考えると、お客さんの満足を下げ、ときに怒りさえ買ってしまう可能性さえあります。

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例えば、20個入りのゴディバを買うのに、ゴディバが新しく始めた「コンビニで売るミルク・チョコレート」が15個入っているセットだったら、「ちょっと違う」と感じると思いませんか(想像です)。
「お客さんにとっていらない商品をパッケージ化する」と、お客さんの不信を買ってしまう方法とも言えます。
そして、お客さんの不信・不満をかうことは、ビジネス上もっとも避けないといけないことです。

ある年齢以上の方は、昔、ファミリーコンピューターが、「ソフト」とセットで販売されていたのを知っているかもしれません。売れないソフトをファミコンとセット販売することで、在庫処理ができたのだと思います。でも、売れない/いらないソフトを売りつけられたお客さんの気持ちは、どうなるでしょうか。

「この商品いらないのに、無理やりセットにされて、売りつけられた」と感じるでしょう。
いくらゴディバでも、いらないものをセットにしたら嫌がられてしまう。

大事なのは、「このセット」で、「お客さんが解決したい課題を解決できるか」、や「この商品とこの商品は、結局一緒に買うお客さんが多い」ような商品をセットにできないかと考えることでしょう。

商売の一つの目的は、販売を通じて、お客さんによろこんでもらい、信頼関係を深めることなのですから。
安易に取り組むとお客さんに嫌がられる。だから慎重に、でも、ぜひパッケージ販売について考えてみてください。
1日しっかり考えることで、売上もお客さまの満足も高められる可能性があります。



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考えてみたい問い
○あなたの商品とセットで販売すると、お客さんが「ありがたい」と感じる商品はなんでしょうか?
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