才能とは何か?

こんにちは。吉井りょうすけです。
今日は、「才能」の話をします。


才能はどこにあるのだろうと、思うことはありますか?
そういう自己啓発の本を読んで、「自分の才能はどこだろう」と思ったり、すでに活躍している方々を見ると羨ましくて、「自分もああいう才能があれば」と思うことがあるかもしれません。

けれど、才能って、なかなか見つかりません。
才能とは何かがわからないと、探しかたもわからないものなので、今日はまず「才能とは何か」について話をしたいと思います。  


▽▽
▽▽
▽▽

結論から言うと才能は、「使い道を見つけた、そのひとの特徴」のことです。
たとえば、僕は絵がとても下手です。
どれくらい下手かというと、こんな感じ。どうでしょう。

もちろん、すごく下手。だから普通はこれを「才能」とは思いません。(思えません)
けれども、この絵を見て「おもしろい。30億円で買おう」という人がいたらどうなるでしょうか?

きっと「僕の絵、30億円で買ってもらえたんだ」と友達に伝えたら、「いいな、絵の才能があって」と思ってもらえるはずです。







僕の下手な絵でも、価値を感じてもらえれば、それは才能と呼ばれます。
もう少し別の言い方をすると、「使い道」を見つけられれば、一見どんなマイナスにみえる特徴も、あっという間に「才能」と呼ばれるものにかわるのです。

 

「絵」も、「文字」も、「運動」も、「笑顔」も、「歩き方」も、「考える」ことも、才能になるし、たとえ自分が「これが自分の才能だ」と決めたところで、それが才能として開花しない可能性があります。


○○○○


まだまだ女性の多い保育士さんの間で、「男性の保育士さんがいると、職場のクッション材になる」という話があります。保育の職場に女性だけだと楽な面もあるけれど、ぶつかってしまうこともある。そこに男性が一人いるだけで、コミュニケーションの緩衝材になるのだそうです。

逆に、企業経営で役員会に女性がいると、トップが過度な投資を抑えるようになり、経営のリスクが減るという結果があります。ある論文で発表された話です。
役員会がすべて男性だと、(おそらく劣等感からでしょう)過度に自信過剰になってしまうのが、女性がいることで、「自信過剰の暴走」を止めることができるのだとか。


「男性であること」「女性であること」が才能だなんて、普通は考えません。けれど、現実に性別という「特徴」が生かされれば、ビジネスの中で活かすことができる。


↓↓
↓↓
↓↓


さて。
では、自分の才能はどうやって探したらいいでしょうか。
経験上、僕が「これで才能が見つかる」と思うのは・・・
・いろいろ仕事をしてきて、振り返った時に、「この特徴のおかげで仕事がうまくいっている」という部分を探す。
・他者から、何度も「これやって」と仕事の依頼が来る。その周辺を考えた時に才能が見つかる
というケースです。


逆に、経験上あまり使えないのが、「強みの調査」のようなもの。
調査はエンタテインメントとしてはすごく面白いのですが、その調査で分かったことが本当に仕事に生かされたという話はあまり聞いたことがありません(もちろん、ないわけではないと思います)
だから行動した人、アウトプットした人、表現した人にしか才能は見つからないと思いますし、「頼まれごとはやった方がいい」と思います。
この世界に表現されたあと、周りの人が「いいな」と思ったものが、才能なのです 


それはそうと、僕の絵、どうでした?