経営者の意識の成長/ティール経営

ティール経営は、経営者が内面と向き合いながら、想いを込めた素敵なビジネスを作る経営方法です。意識の成長は、経営の力を土台から高めますが、
僕は、テクニカルな問題解決の意味合いでも重要だと考えます。

たとえば、
定期的にスタッフさんに振り回されていた経営者さん。
視点を「スタッフさん」から
「自分の内面」に向けて
課題解決(カウンセリング)を行うと、
同じ問題が起こらなくなりました。
問題の方が消えます。

業界の低価格化に巻き込まれて、
利益率が圧迫されていた方。
お金との関係と向き合うと、
価格を高くできるようになって、課題が消えました。業界の動きから、切り離されてしまった。

ただこのアプローチは、
時に大変な負担を経営者さんにしいます。

その人にとって、根本的な課題であるほど
「もうだめだ。もう嫌だ」と全て投げ出したくなるような、恐ろしさを感じる。
主観的には、人生の終了を意識するような本当に辛い苦しさです。

でもそれを乗り越えると、、、人間に安心が生まれてくる。全部変わる。ヘタな自己啓発学んで、ポジティブっぽいスタンスになるのとは違う、まるで違う存在になるような変化です。人生にホッとしているのが伝わるんです。

昨日はそんな変化を目の当たりにする機会がありました。
まるで人が変わったように変化した経営者さんを見て、涙が流れてしまいました。
がんばったなぁ、と。本当にがんばりました。
よく向き合ったと思う。

これから、テクニカルに事業を再構築していかなければいけませんが、
これで、今までと違う打ち手を選べるし、今までと同じ打ち手を打っても、質感の違う打ち手になるでしょう。人間のイノセンスの力を発揮できます。

出られなかった大きな課題から、
出ることができる。
見えない天井が、そもそも存在しないことがわかる。

とても素晴らしい変化を目の当たりにさせてもらいました。
エッジの効いた「提供価値」を設定したので、次はそれをどんどん具現化しブランド事業化することです。